2020年01月06日
気多大社 神門

石川県の羽咋市にある気多大社の神門。
軒の下ににゅっと伸びる垂木(たるき)。
きれいに反りが揃い、木材ゆえ1本1本微妙に色合いや趣に違いがあって。
その下にはガッチリとはめ込まれた組み物。
クギを使わず、溝と溝との合体だけで構造を支えています。
屋根の反りもイケてますわな。
奥から手前に向けた伸びやかな反り。
さらに左右にも強い反りを入れて、生き生きとしたラインを描く。
屋根材は檜皮葺(ひわだぶき)。
よく神社で見る銅板葺きの金属屋根と違い自然素材なので見た目に温かく、そして豪壮。
どこか「生命」を感じさせる、宗教の場らしい静謐な空気感。
Posted by あまおう at 22:25│Comments(0)